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- 作者: 江國香織
- 出版社/メーカー: いそっぷ社
- 発売日: 2003/04
- メディア: 単行本
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巻末に 『活発な暗闇のこと』 という 収録されている詩についての解説がある
解説を併せ読みながらじっくりとひとつひとつの詩をあじわうようにして読みすすめた
三好達治『いにしへの日は』という詩についての江國さんの解説はとりわけこころに残った
うつくしい日本語。うっとりする。たとえば生涯のうちのどこかで、この詩を読んだことのある人とない人とでは、その人の日本語の体力が、違ってくると思います。
― P141
日本語の体力!
さらにこの詩集についてはこんなふうに書かれている
暗闇を恐れなくていい、と教えてくれたのは書物でした。考えてみればそれは道理で、書物というのは皆、暗闇の住人なのでした。そしてこれは無論地図ではなく、暗闇でまたたくものをコレクションしたささやかな一冊にすぎません。
― P152
詩というものは良いものだなあとしみじみおもいながら読んだ
言葉のうつくしさだとかたいせつさだとかリズムだとか感情だとか