三面記事小説

三面記事小説

実際の事件を発想の発端にして書かれた フィクション
まったくのフィクションで 事実とは異なるわけだけれど
角田さんが想像した 事件の背景 こまかい描写は
じつにリアルに感じられて 胸にせまるものがあった
記憶にのこっている事件も ちらほら
日々のニュースに どうしてそんなことが起きてしまったのかと
驚くことも多いけれど 不可解な事件の裏側にも
何らかの事情や さまざまな感情が あるのだろうなあ
6つのおはなしが 収録されている
とりわけ 『赤い筆箱』 『光の川』の 2篇が おもしろかた
追いつめられてゆくかんじ そわそわ読みすすめた