もう切るわ

もう切るわ

死にゆく男とその妻とその愛人のおはなし
妻の目線で書かれた章と 愛人の目線で書かれた章と 交互になっている
タイトルの 『もう切るわ』 が 意外な人物の言葉だったり いろいろな意味に捉えられたりして
井上荒野さんはやっぱり巧いなあ というような感想を持った
淡々と しずかに語られていくようすも すきなかんじ