ダーティ・ワーク

ダーティ・ワーク

連作短篇集 なんておもしろいんでしょう!
たびたび語り手が変わって いろいろなひとの人生がみえてくる
でてくるひとたちは すこしずつ つながっている
みんなそれぞれの物語のなかを生きているんだけれど あちらのおはなしと こちらのおはなしが つながっている
ひっそり誰かを想ったり すれ違ったり 巡り会ったり する
世の中って 存外せまいものなのだねえ
小説のタイトルはストーンズのアルバムのなまえで 章ごとのタイトルはストーンズの曲名なのだった
小説のタイトルに似つかわしくない あかるい清々しい結末だった
近年稀にみる おもしろい小説だった